2005-01-01から1年間の記事一覧

うるう秒

2006年は、前の年より一秒長い。これはうるう秒/supersekundo が世界協定時/UTCの2005年12月31日23時59秒の次が23時60秒になる、つまり日本時間の1月1日午前9時00分の直前に1秒が追加されるということです。上記エス文リンクの内容でもわかりにくい場合は、…

ベートーベン第九、欧州統合

●歓喜に寄せて 年末にベートーベン/Betovenoの第9交響曲/La naŭa simfonio を演奏し合唱するのは日本だけらしいですが、この合唱曲、シラーの「歓喜に寄せて/Al la Ĝojo」はカロチャイ/Kalocsayの訳が有名です。 ●欧州統合の歌 ところで、この曲を「ヨーロ…

100周年仮想日記

この「はてな日記」の機能を使って面白いことを考えた。日記を書く日付はいつにしてもよいのだ。実際、1970年代にして子供のころの日記を公開している方もいた。そこで、2006年が「日本エスペラント運動百周年」にあたることから、1906年の主なエスペラント…

イタリアの世界エスペラント大会参加予定

第91回世界エスペラント大会/La 91a Universala Kongreso de Esperantoがイタリアのフィレンツェ/Florencoで開かれる。7月29日(土)〜8月5日(土)である。ここに妻と参加することにしている。私の役割のかなりの部分は、2007年の横浜での第92回大会への呼び…

乳、天の川、LAKTO

●乳 あるとき、日本の規格ではアイスクリーム/glaciaĵo において、乳脂肪分/lakta graso が3%未満のものは「ラクトアイス」と称すると聞いて、エスペランチストとしては苦笑を禁じえなかった。ご存知のように「牛乳、乳」がlakto (ラクト)なのだ。この日本…

ブログ = blogo

ブログは、初期にはretotaglibro(=ネット日記)とかの言い方もあったようだが、今はほとんどblogo に統一された。さて、エスペラントの造語力という意味で、この発展形を、エスペラント/日本語/英語の順に並べてみよう。ただし、英語は一語にならない場合は…

相関詞表のひっこみ・でっぱり

エスペラントを学ぶと、かならず「相関詞表」とか「ザメンホフの表(Zamenhofa Tabelo)」に行き当たる。この表のウェブ版はいくつかあるが、いんみ〜さんの「エスペラント:未来の国際共通語」サイトにある「相関詞」を推す。ひとつには、文法用語として、「…

この1週間と新カテゴリー

この1週間、図書十進分類にしたがって全カテゴリーが話題になるようにがんばってきた。十分類はある意味では少なすぎる。例えば「4科学」には、数学・物理・化学・天文・地学・生物・医学などある。しかし、これ以上細分化しても個人の手では話題提供もま…

アイヌのユーカラ

口承文学として有名なアイヌの神謡集ユーカラであるが、そのエスペラント訳"Ainaj Jukaroj"が1979年に出版された。その内の一部が北海道エスペラント連盟の「アイヌ神謡集」サイトに出ている。ページとしては「アイヌ語・日本語対訳ページ」か、「アイヌ語・…

動物の鳴き声

こちらの「探語帳」の案内をコメントで載せさせていただいている始まりはnilさんが擬音語・擬態語の辞典のことを書いている。そこまではおよばないが、エスペラント(など各国語!)のオノマトペということで、動物の鳴き声についてのサイトを紹介してみよう…

出口王仁三郎、語呂合わせ

kuzanさんのブログ「くうざん本を見る」の本日(12月25日)に、語呂合わせ・外国語として、出口王仁三郎(でぐち・おにさぶろう)のエスペラント語呂合わせの記事があり、そこに私もコメントしました。ここで話題になった語呂あわせとは、かれが著した「エス…

マラソン

ソルチョさんが、ブログ「エスペラントマラソン」を主宰されていますが、その2005-11-12のところで、エス和辞書にマラソン/maratono がないと指摘されています。これは来年刊行予定のエス和を待つことになるでしょう。Plena Ilustrita Vortaro という辞書に…

商業用の前置詞 fri

だいたい前置詞などは、エスペラント学習初期に一通り覚えたらそれでおしまいのはずだが、ひとつ、商取引専用といえる前置詞がある。fri であり、次のように使う: Ni liveros la varon al vi fri ŝipo. このfriは、ふつうの文ならつぎのようになるだろう:N…

日本語起源のエスペラント

これについては、最近いくつかのブログで展開があったので、それらを紹介しよう。 ヴィクトリア0358の日記の2005-10-27記事 エスペラントな日々の2005-11-28から12-05までの記事 これらの記事の元となった単語は、Vikipedioの次から取られたものが多い: Jap…

モーター、エンジン

日本語では(あるいは英語では)、電気で動く機械をモーター、ガソリン(やディーゼル、石炭でも)で動く機械をエンジン、といって区別しているが、エスペラントではどちらもmotoro である。だから、エス文で elektromotoro とあったとき、「電動モーター」…

クリスマス・新年、そして夕方のあいさつ

世間では英語圏のアメリカで「クリスマス」という語を入れたあいさつの是非が問題となったりしている。ここで、まわりのエスペラントのブログやメーリングリストでのあいさつをながめてみたい。 Gajan Kristnaskon kaj Bonan Novjaron! ・・・これは典型的な…

元素の周期律表

元素の周期律表(メンデレーフの表)であるが、今のエスペラント界に出ている紙資料でもっともポピュラーなのがNova Plena Ilustrita Vortaro (NPIV)だろう。ここで人工放射性元素/artefarita radioaktiva elemento の内で原子番号が最大のは 109 mejtnerio …

雑誌SCIAS, 科学者

きのうに続いて雑誌の題名。エスペランチストならSCIAS と聞けば「知っている」という意味と知っている。実は1996〜2000に朝日新聞社から刊行された雑誌「サイアス」はSCIAS というが、そこには「scias はエスペラントで・・・」という説明も付記されていた…

雑誌psiko、心理学

最近、雑誌psikoが創刊された。これは公式案内にエスペラントでこころのこと、と載っている。 さて、心理学用語だが、Vikipedioのユング/Carl Gustav Jung、アドラー/Alfred Adlerのページにいくつか用語がドイツ語との対訳で載っている。この筆者は厳密に考…

インドの地名

インドは、エスペラントではHindio (ないしHindujo)で、正式にはHinda Unioだが、インドの人たちはエスペラントによる自称をBaratoとしている。実はBharato と書いていたときもあったが、このhはエスペラントの正規の発音ではないということで、最近はBara…

コーラン

イスラームの聖書コーラン/Koranoであるが、昔からあるこの言い方以外に、最近の日本では「クルアーン」と原語読みに近い言い方が浸透してきているようだ。この傾向はエスペラントでもあり、Korano に対して、Kurano あるいは Kuraano という言い方が出てき…

新しいブログの試み

すでに全文エスペラントのブログとエスペラント文芸関係を主にしたウェブサイトをもっているが、あらたに「はてな」にブログ/blogoをつくってみることにした。 その目的は、日本語でエスペラントの単語や表現についてメモしたり、エスペラント関連のWWW/TTT…

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