代・数詞 (相関詞-om系列)

 以前にエスペラントの相関詞(korelativo)の話題をとりあげたとき、あるサイトの説明について、代形容詞・代副詞という用語をつかっていてよい、とした。そこではkiom,tiomなどの-om系列は「数量の代副詞」としてある。わたしは、この系列は「代・数詞」(代数・詞ではない)とも考えられると思う。
 "Kiom estas du kaj tri?" "Estas kvin."においては、数詞kvinの「代わり」になっている。また、duope/2人組で、duobla/2倍の、duono/2分の1、などを答えとして引き出すようなkiomope, kiomobla, kiomono という語も作れる。「三十いくらか」といったニュアンスの tridek-iom とかもできる。こう考えて、代・数詞と名づけた次第だ。今のところ世間に通用する語ではない。エスペラントでなら pro-numeralo とでもよんでおこうか。