2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ケータイ

エスペラントで「携帯・・・」というときに、よく"portebla" が使われる。直訳すると "porti"(運ぶ)+"ebla"(可能)。例えば portebla komputilo / 携帯用パソコン。英語のportableの影響もあろう。 しかし、「携帯電話」となると、 portebla telefono も…

バーミヤンの光の仏像

今日知ったばかりのサイトのことを記す。「バーミヤン・アフガニスタン・レーザ・プロジェクト2009」で、このページから、日本語・英語・エスペラントのページにとぶことができる。これは何かというと、Afganio/アフガニスタンのBamiano/バーミヤンにある石…

本(紙)の大きさ

本の大きさをいうとき、A4,A5,A6などという。これは世界共通で、「La libro estas en la formato A5 / その本はA5版である」などという。しかし、B4,B5,B6などのB系列は日本だけである(比較例)。厳密にいうと、B系列は各国ごとに決めてよいので、日本のB5…

マングローブ=mangrovo

mangrovo/マングローブとは、海浜に生えていて、潮が満ちてくると水中にはえるような植物のことをいう。呼吸のために根が空中に出ているのが多い。tajdarbo(直訳:潮樹)ともいうようだ。マングローブについての日本語サイトはここ。まだ、エスペラントのサ…

エスエス辞典

エスペラントで表せば、Unu-lingva Vortaro de Esperanto になる。 ●Plena Ilustrita Vortaro (PIV)*1 紙の辞典で最大のもの。発行はSennacieca Asocio Tutmonda (SAT) *2で、最新版はPIV2005。私はまだ持っていない。これはNova PIVとも称されるPIV2002の誤…

配列の誤りの経験

エスペラントの単語をABC順に並べよ・・・といった簡単な作業でも誤りが生じることがある。私の誤り、他の人の誤りで見つけたものから・・・ mとn:これは、日本語とエスペラント語形が似ているときにおきた。例えば「Dominiko(ドミニク)→Donaldo(ド…

ウィルス=viruso(2分野で)

もともと日本語では「ビールス」がふつうだったが、最近はすっかり「ウィルス」になってしまった。エスペラントではviruso。医学分野の語だったが、最近はコンピュータ関連でもみかける。次のように使う。 ●医学分野のウイルス viruso de birdogripo / 鳥イ…

restaŭro(復古)とは

日エス辞典で「明治維新」は la restaŭro de Meizi と出ている。このrestaŭroとはどんなときに使うものだろう。PIVによる例は二つ。 la restaŭrado de la Stuartoj en 1660 / スチュアート朝復古(1660年) クロムウェルのピューリタン革命により Karolo la …

赤水晶=Ruĝa Kristalo

戦場のけが人、病人を敵味方のわけへだてなく救うという事業から始まった国際的規模のRuĝa Kruco/赤十字であるが、kruco/十字架はキリスト教を連想させて不都合だ、ということで、イスラム圏ではRuĝa Krescento/赤新月(せきしんげつ)であり、新月のマーク…

代・数詞 (相関詞-om系列)

以前にエスペラントの相関詞(korelativo)の話題をとりあげたとき、あるサイトの説明について、代形容詞・代副詞という用語をつかっていてよい、とした。そこではkiom,tiomなどの-om系列は「数量の代副詞」としてある。わたしは、この系列は「代・数詞」(代…

投書欄

(「0総記」はジャーナリズムも扱う) 新聞・雑誌の投書欄の題名で多いのは "letero al la redaktoro"(編集者への手紙)とか、"letero de la legantoj"(読者の手紙)というものである。ラジオなら後者は"letero de la aŭskultantoj"(聴取者の手紙)であろう…

夏季オリンピック

昨日の「冬季オリンピック」に続いて。。。 ●オリンピックのエピソード エスペラントのウェブサイトで一通りオリンピックについて知るには、昨日も利用したVikipedioのOlimpiaj Ludojが古代オリンピックも含めて便利だが、エピソードとしては次の一連の書き…

小坂狷二

小坂狷二【おさか・けんじ】(1888-06-28〜1969-08-01) 日本エスペラント運動の父と称される。Kenĵi OSSAKA と自署した。 ●略歴 東京市に生まれる。職業人としては、東京帝国大学工学部卒業後鉄道院(後の鉄道省)に入り、客貨車工学の専門家。後に日本車両製…

冬季オリンピック

まもなくVintraj Olimpiaj Ludoj/冬季オリンピックが開かれる。その種目をあげてみる。(なお、これ以上こまかい区分は私にはエスペラントでの文献が少ないことと、競技の実態が分からないことであまり期待しないでほしい)。上記リンクにあるVikipedioの用語…

28文字の発音

エスペラントのアルファベット28文字、並んでいるのは良く見かけるけれど実際にはどういう発音?−−−という時のために、クリックすると音が聞けるページを紹介する。 lernu!という学習サイトの発音のページ。文字とそれを使った単語の音が出る。単語の日本…

日本語起源のエスペラント(2)-1933

●1933年収録の単語 12月25日の本欄の続きである。「エスペラント/Esperanto-Lernanto」誌の1933年3月号で、岡本好次(おかもと・よしつぐ)が「エス語へ入った日本語」を書いている。そこに取り上げられたのは13語でありエスペラント辞書に入った経緯などが考…

玄米≠生米

宮沢賢治「雨ニモ負ケズ」の私の訳:Spite pluvon で今にして思えば失敗だったところがある。「玄米」をkrud-rizo としている。これは、日エス辞典にもkruda rizo と載っているのでよいようにも思うが、実は「生米」にしかならないと思う。玄(くろ)い米とは…

阪神大震災

11年前の1月17日に阪神淡路大震災が起こった。私自身は関東地方で無事であったが、ニュースで見た様子などを、当時唯一のメーリングリスト(に相当する)soc.culture.esperanto というのに書き送った。そのメッセージを私のウェブサイトのdokumentoのページ…

UEA/ILEIの国際試験

エスペラントの能力をみるための試験の制度として、財団法人日本エスペラント学会(JEI)では「エスペラント学力検定試験(1〜4級)」と「Nova Testo」というものを設定している。 国際的には、世界エスペラント協会(UEA)と国際教育者エスペラント連盟(ILEI)…

モントリオールの地下鉄

カナダ第2の都市 Montréal/Montrealo/モントリオールは人口350万人というから、横浜市と同じくらいか。ここにはmetroo/地下鉄がある・・・というだけでは珍しくもないが、その地下鉄(メトロ)の案内にはエスペラント版ウェブページがある。路線図、Galerio…

FAQ = Oftaj Demandoj

●Oftaj Demandoj よくインターネットのウェブサイト/TTT-ejoには、その分野で「良く聞かれる質問」に予め答えているページがある。英語ではこれをFrequently Asked Questionsと言い、FAQ(エフ・エイ・キュー)という。これのエスペラント表現はgoogle:Oftaj D…

歌と差別語

●Esperanto estas la lingvo por ni! 昨日の補足。Kantaro という歌のサイトを紹介して、自分でもあれっと思ったのが、確か"Esperanto Estas la Lingvo Por Mi"(私のため)でなくて、"Esperanto Estas la Lingvo Por Ni"(我々のため)ではなかったか、とい…

聴けて読める歌のサイト

エスペラントの歌/kantoのウェブサイトはいろいろあるが、歌詞やメロディだけでなく歌を聴こうとすると限られる。その中でも、私が知っている歌がいくつか入っているところといえば、次のKantaro というところだ。ここに12曲が収められているが、知っている…

擬音ガラガラ、ゴボゴボから

エスペラントの単語にも、どう見ても、いやどう聞いても擬音から発したと思われるのがある。 gargari / うがいする・・・いかにものどをガラガラする感じ。 gorĝo / のど(喉)・・・これものどを水が通る音から来ている感じ。 そして、次の語もそうである。…

hatenaダイアリーを使って

各カテゴリーごとの記述も最低2件となった。全体のテーマを一覧するには、脇の「リンク集」にある「本ブログの日付順タイトル一覧」を見てくださるとありがたい。そこで、上のカテゴリー(例:「0総記」)をクリックすると、その関係のタイトルだけを一覧…

レシピ

(カテゴリー5は、工学・技術であるが、家政学−料理を含む:◆カテゴリー59独立) (カテゴリーK:料理)に変更。他の「家政学」があれば、「5:技術」に。 ●レシピ集 世の中には料理のレシピ/recepto を見て、その通りに作れる人と作れない人がいるらし…

数式2(微積分)

昨日の続き。このブログでは微積分記号が出せるようなので、ちょっと遊んでみる・・・微分・積分の読み方をエスペラントで書いてみた。 式の設定: 日本語で、「・・・とする」のようなときは、命令形をつかう:Estu ipsilono funkcio de ikso, nome a ikso …

数式

●数式の読み方 数式をどう読むか、でまず参照するのはJEIの「日本語エスペラント辞典」の付録だろう。 そのままではいささか問題があるので、数を変えたりして書いて見よう。 足し算: 特に式ということを意識せずに読むなら: Ducent kaj tridek estas duce…

論語

●論語のエスペラント版 中国の孔子(こうし)/Konfuceo*1は、弟子の編んだ「論語(ろんご)」によって知られている。この論語の全訳がエスペラント版"Analektoj de Konfuceo"として出ている。訳者はWang Chongfang/王崇芳。くわしい解説もついている。実は儒教/k…

星の王子様=Eta Princo

フランスの作家サン=テグジュペリ/Antoine de SAINT-EXUPÉRY の著作"Le Petit Prince" は日本では「星の王子様」として有名だが*1エスペラントではPierre DELAIRE訳により"Eta Princo"として出ている。本もあるし*2、ネット版もある。このネット版では、とこ…