エスペラント詩人 William Auld

William AULD(ウィリアム・オールド、1924生まれ)は、現存するエスペラント詩人としてはもっとも知られている人と思う。Nobel-Premio/ノーベル賞の候補にもなったことがある、とのことだ。イギリスのスコットランド人であり、略伝は上記のサイト。インターネットで読める詩の作品は次のページにある。ここではそのうち朗読(ただし、本人朗読ではないそうだ)がインターネットで聞ける2作品を紹介したい。

  • La infana raso

直訳すると「子供の種族」。人類を25章で描く叙事詩である*1。この第1章のみの音声ファイルは、ここ

  • Ebrio

直訳すると「よっぱらい」。実によっぱらいの生態を描いたユーモア詩。だんだんろれつが回らなくなって、

ŝuvi puvi pova-povaŝ diri kie ŝiŝ ŝin trovaŝ
これは、Ĉu vi povas diri kie ŝin sin trovas? というところ

padonu mineŝtaŝ bria
 これは、Pardonu, mi ne estas ebria. というところ

のようであり、聞いているとほんとうに酔っ払いのようでおもしろい。

*1:ただし、本は今のところ品切れとのことである