9文学

鶴=gruo、『夕鶴』

●吉兆、凶兆 gruo/ツルは、日本ではtestudo/亀とならんで縁起が良いとされる。そして、中国のサイトでツルのことをかいたところをみても、ツル、特にruĝverta gruo/丹頂鶴、タンチョウヅルは吉兆として尊ばれたことがわかる。ただ、北欧などの国では、ツルを…

アフリカ・トーゴの民話

アフリカのTogolando/トーゴの民話のあるページについてです。実はEsperakiraさんのブログの今年2月16日からの数日間にトーゴの民話の話があるのでかぶったかなと思ったのですが、目次で見る限り違う話のようです。トーゴにある(あった)TIETTI-Instituto …

海渡英祐氏へジグソーパズルを貸した人

推理作家で、1967年に江戸川乱歩賞を受賞した海渡英祐(かいと・えいすけ)氏に関連することである。なお、氏は、1934年東京生まれで、本名を広江純一という。 海渡氏には1985年の徳間ノベルスに「趣味の犯罪 華麗な殺し」という短編集があり、その中に『情…

文学座の劇「エスペラント」と賢治の詩

今年の3月25日〜4月9日に、東京都の信濃町にある文学座アトリエという小劇場で、文学座の劇「エスペラント」が上演される。この公演案内のページはここ。これについて、日本エスペラント学会の掲示板を見ると、同学会の会員は入場料が割引になることが書…

エスペラント詩人 William Auld

William AULD(ウィリアム・オールド、1924生まれ)は、現存するエスペラント詩人としてはもっとも知られている人と思う。Nobel-Premio/ノーベル賞の候補にもなったことがある、とのことだ。イギリスのスコットランド人であり、略伝は上記のサイト。インター…

たぬき=niktereŭto

狸(タヌキ:学名Nyctereutes procyonoides)は日本人にはなじみ深いが、西洋ではほとんど知られていない。procionhundo(直訳すると「アライグマ・イヌ」)と呼ばれることもあるが、日本人が学名から広げたと想像するniktereŭtoがよく使われる*1。もっとも、「…

狂言=noa komedio

狂言は、能楽(noo)の幕間から発して独自の発展をとげた。このエスペラント表現にはkjogenoを推す人もいたが、島谷剛(しまたに・たけし)はこれを noa komedio(直訳すれば「能の喜劇」)としていくつかの作品を翻訳し、仲間とともに公演もしてきた。その成…

星の王子様=Eta Princo

フランスの作家サン=テグジュペリ/Antoine de SAINT-EXUPÉRY の著作"Le Petit Prince" は日本では「星の王子様」として有名だが*1エスペラントではPierre DELAIRE訳により"Eta Princo"として出ている。本もあるし*2、ネット版もある。このネット版では、とこ…

アイヌのユーカラ

口承文学として有名なアイヌの神謡集ユーカラであるが、そのエスペラント訳"Ainaj Jukaroj"が1979年に出版された。その内の一部が北海道エスペラント連盟の「アイヌ神謡集」サイトに出ている。ページとしては「アイヌ語・日本語対訳ページ」か、「アイヌ語・…