エスエス辞典

 エスペラントで表せば、Unu-lingva Vortaro de Esperanto になる。

Plena Ilustrita Vortaro (PIV)*1

 紙の辞典で最大のもの。発行はSennacieca Asocio Tutmonda (SAT) *2で、最新版はPIV2005。私はまだ持っていない。これはNova PIVとも称されるPIV2002の誤植などを修正したものだそうで、これを私は使っている*3。なお、PIV2002の誤りや不適切なところを指摘した資料として、PIV編集者以外の人が編集したページがある。PIV2005はこれがどれくらい取り入れられているだろうか。
 このPIVはもともと1970年に出た。そのときはIlustrita/イラスト入りといっても、巻末にイラストページがまとまっていたものだった。PIV2002からは、ページ内にイラストが入っている。この1970版の例文には小坂狷二の文が例文になっていることに気が付いたが、今ではどこのことだか、覚えてはいない。
PIV2002は、付録を含め1264ページで、主見出しが16780語、これに副見出しを含んで46890語とのことである。

Reta Vortaro (REVo)*4

 現在成長中のインターネットで見えるエス・エス辞書サイト。基本的にはエスエス辞典だが、各国語訳も、編集者が入れれば入っている。現在編集者を募集中とのこと。なお、中の構造はXMLという仕組みによっているそうだ。
 これが成長中というのは、en/o(日本円)の項を見ると分かる。定義はMonunuo en Japanujo(日本の通貨)だが、例文として、ĉiu telero kostas 100 enojn (malpli ol eŭro) があり、出典として、私のエスペラント文のブログSibazyunの2005-09-20の記事があがっているのでも分かる。

*1:この辞書の略称はpo-i-voと発音するひともいるが、一息でpiv[ピヴ]という人もいる

*2:この団体の日本語による案内はここ

*3:JEIサイトの案内写真はこれだが、今売っているのはPIV2005

*4:この略号は、もちろんrevo/夢 にかけたもので、一息でrevo[レーヴォ]といえばよい