エスペラントのベストセラー

 UEA/世界エスペラント協会(日本語案内はここ)の図書販売部が2005年に個人宛に売った本の上位40冊が、雑誌Revuo Esperanto 2006-3月号に載っている。その内、上位5冊をここでは紹介する。本の標題に張ってあるリンクは、UEAの図書カタログに対するものである。日本国内では日本エスペラント学会(メール:jei@esperanto.or.jp)に注文するのが楽だろう。

 全25課からなる読本で、「エスペラントの国をめぐる」という主旨で、世界各地のエスペランチストが書いた文章を紹介し、解説、語釈、練習問題(例えば、物語の主人公のつもりで・・・に手紙を書きなさい)などからなっている。現在、この本の日本語訳のプロジェクトが進行中で、完成部分はサイトで読める。その他に、日本語によるこの本の紹介はここにも*1

 Pasporta Servo/パスポルタセルボというエスペランチスト相互無料宿泊網の案内書。この本を買った人は、この案内書にのっている人のところで無料で宿泊ができる。(これについては、別途書く必要があるだろう)

Universala Kongreso de Esperanto/世界エスペラント大会の歴史物語。各大会ごとの様子、エピソードなどが描かれている。標題は、ザメンホフがいった、エスペラント大会では「国と国とではなく、『人と人とが』ふれあう」といったところから付いた。

 全てエスペラントで書かれたエスペラント独習書。実は、これでエスペラントをはじめたソルチョさんの苦闘の跡が、ブログ「エスペラントマラソン」の2005年10月27日以後に綴られている。このベストセラーリストは、大口の買い手(例えば、日本エスペラント学会)を除いた個人あてで、注文はほとんどがエスペラントで届くはずだから、ある程度エスペラントができる人がたくさん買っていることになる。

これは、カラフルな絵エス辞典(1000語)。町とか食べ物とかの絵が見開きのページに描いてあって、その名前がエスペラントで出ている。これは私のブログの2月17日でYasさんという方のエスペラント講座を紹介したとき、彼が副読本として用いている、として紹介された本である。

*1:表紙写真が違うが、UEAカタログにあるのは現在の第3版、ここの紹介は第2版による