モーター、エンジン

日本語では(あるいは英語では)、電気で動く機械をモーター、ガソリン(やディーゼル、石炭でも)で動く機械をエンジン、といって区別しているが、エスペラントではどちらもmotoro である。だから、エス文で

  • elektromotoro とあったとき、「電動モーター」は正解ですが、ふつうは単に「モーター」と訳せばよい。これは電気/elektroの電磁作用/elektromagneta efiko で磁石/magnetoが動くことによる。

一方では、

  • eksplodmotoroガソリンエンジンなどの「内燃機関」(厳密に言えばmotoro per interna brulado)にあたる。これはガソリン/benzino, ディーゼル油/dizeloleo, 最近では水素ガス/hidrogengaso などがピストン/piŝtoの中で燃えて、爆発して、直接この力がシリンダー/cilindroを押す。

これに対し

  • vapormotoroが「蒸気機関」でこれは(あまり使われていないが)「外燃機関」(motoro per ekstera brulado)にあたる。こちらは石炭/karboが燃える熱や原子力の核反応/nuklea reakcio で水/akvoを水蒸気/vaporoに変え、その水蒸気の力でシリンダーを押すものである。

 ところで英語の話しだが、「エンジン」なのに「オートバイ」はなぜエンジンサイクルでなくて、モーターサイクル/motorcycleなのだろう。エスペラントではあくまで

P.S. カテゴリーを[5工学]から[5技術]に変更。(2006-01-09)