キーワード「エスペラント」のある特許出願

 patento/特許は、発明をしたと主張する人が出願して、Patento-buroo/特許庁がそれを認めると成立する。だから、特許にならなくても「案」がたくさんある。そういった案(と特許)とを検索するサイト(電子図書館)がある。そこではたいていは技術用語とか、部品名とかで検索するのだが、ためしに「エスペラント」をキーワードで検索した。そうしたら2件見つかった。簡単に紹介するが、実は技術そのものを私は理解していない。

  • 特許出願2003-538941 言語又は方法により限定されないコンピュータ制御のコーダ・デコーダ

これは、どうやら、多言語でデータベースを検索するシステムで、キーワードを与えたら、それを翻訳して多言語で検索するものらしい。その中で

本発明では、情報は、他のコード化された言語に対して非相称の特性を持つ、多数の中間及び独立コード(又はデジタル・エスペラント語のような汎用言語)によりコード化又はデコード化される。

とある。どうやら、われらがエスペラント語ではなく、その名前を冠した論理的な体系らしいが、くわしいことは分からない。

  • 特許出願2002-565177  電子メール・メッセージ・システム

 これは、どうやら、ある言語のメールを受けたら、別の言語で応答するメールシステムを目指しているらしい。その原理まで読み取れなかったが、特許請求の範囲に数十の言語名がリストされている。その一部を示す

第1および第2言語がアフリカーンス語アルバニア語、アルジェリアのダルジャ語、アムハラ語、アニシナーベ語、アラビア語 (中略) オランダ語、英語、エスペラントエストニア語、エトルリア人語 (中略)イヌクチチュート語、イタリア語、日本語、カミラロイ語、カパンパンガン語、(中略) ウォロフ語、ホーサ語,イディシュ語、およびヨトビンギャン語

である。本当にこれだけ処理できるかどうかは分からない。