卵、玉子、ovoj

カラザ

 私は小さい頃から「黄身」「白身」は知っていたが、「カラザ」という語を覚えたのは成年に達してからと思う。なんとなく「殻座」と思っていたが、実は外来語(ラテン語起源)であった。
 さて、エスペラントでは、ovoflavo/黄身、ovoblanko/白身、kalazo/カラザ。ここでカラザというのは、黄身とovoŝelo/殻とを結び付けている「ひも」のことである。

オムレツ

 omleto/オムレツは、玉子を焼いた料理。PIVという辞書によると、

  • ofte prezentata duige faldita
    • (訳)よく二つ折りされて出てくる

とある。du-ig-eという表現がおもしろい。
 ところで、若い頃、東欧のエスペランチストを尋ねて旅行したことがある。そのとき、連絡の手違いで、すぐにはあえず、2日間ホテル暮らしをしたのだが、料理の名前がわからず、結局ずっとomleta ... と書いてある料理、つまり「・・・入りオムレツ」で何が入っているかわからず、ともかくオムレツだろう、というのでずっと食べていたことを思い出した。