宇宙の一生
去年の12月28日付けブログ以来の宇宙の話。
- praeksplodo / ビッグバン
宇宙の始まりの大爆発。エスペラントではこのように、pra-(原始の)とeksplodo(爆発)をあわせた用語が使われる。このビッグバンによりuniverso/宇宙はlumrapide ekspansii/光速で膨張し、materio/物質 と energio/エネルギーが解放される。
- novao / 新星
こうしてできた星だが、寿命がくると、一瞬(といっても、数年くらいはざらだが)明るくなって、消えていくことがある。明るくなるので「新しい星」といわれるが、実はおじいさんの星だ。ラテン語の「新しい(nova)」をとって、英語などでは Nova と呼ばれる。エスペラントでは、日常語の「新しい(nov|a)」と区別してnova|o としている。
- supernovao / 超新星
もっと短い期間に、急速に明るくなり、しぼんでいく、星の最後の爆発。これが超新星。ここらへんの話はVikipedioのstelo/星 の項参照。*1
超新星爆発のあと、物質が自らの巨大な gravito/重力 にとらえられ、ある空間より外側に何者も、したがって光も出さなくなったところを「黒い穴」すなわち nigra truo/ブラックホール という。この表現、今では日常的な場面で、「すべてを呑み込んで、結果をださない」といった比喩にも用いられる。その一例: