歌と差別語
●Esperanto estas la lingvo por ni!
昨日の補足。Kantaro という歌のサイトを紹介して、自分でもあれっと思ったのが、確か"Esperanto Estas la Lingvo Por Mi"(私のため)でなくて、"Esperanto Estas la Lingvo Por Ni"(我々のため)ではなかったか、ということ。
調べた結論をいうと、確かにEsperanto Estas la Lingvo Por Niという歌詞はあり、これが私が1970年代から親しんでいたものだった。しかし、これは後に「差別」だと言う指摘を受けた歌詞だった。上記ページを見ていただければわかるが、エスペラントが我々の言葉だ、ということを言いたいあまり、これを話しているのが、indianoj/インディアン、nigruloj/黒人、eskimo/エスキモーであり、その人たちについて「未開の」といったニュアンスのステレオタイプの形容をつけていた。部分的に別の歌詞にしようという試みもあったようだが、今ではあまりはやらなくなった。